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H7N9感染拡大中 台湾が警戒

2014年02月07日

【新唐人2014年2月7日付ニュース】中国でH7N9型鳥インフルエンザの人への感染が拡大を続けています。死亡者数は、当局の発表だけでも69人に上り、感染例は主に浙江省や広東省に集中しています。中国で働く台湾の企業家は、台湾で取材を受けた際、自己防衛策をとるしかないと示しました。

 

中国本土のH7N9型鳥インフルエンザの人への感染は300例にまで増えました。東部の浙江省では100人以上の感染が確認され、うち13人は死亡しています。南部の広東省でも旧正月期間中に感染例が急増し、50人の感染が確認され、12人が死亡。

 

浙江省と広東省の台湾企業家協会の会長は、家禽類への接触を避け、生ものを食べないなどの自己防衛策を講じていると示しました。

 

浙江省台州市会長 邱慈意氏

「人の多い場所はなるべく避け、台湾からマスクを持っていき、薬ももちろん持参します」

 

東莞臺協元会長 葉春榮氏

「広東省で厄介なのは何でも食べることです。考えられる物は何でも食べます。これが最大の問題です。台湾企業家の生活習慣は比較的良い方だと思います」

 

1月30日から2月4日の間、中国では新たに33人の感染が確認され、うち7人は50歳までの成人、5人は10歳未満の児童でした。児童の感染例が増えた事に対し、専門家はH7N9型ウイルスが人間に適応して来たことを表すと示しました。

 

吉林省でインターナショナルスクールを運営する台湾の企業家はこのように述べます。

 

長春米国国際学校創設者 周栄昌氏

「H7N9情報は台湾でもっと多く得られます。大陸では自分に頼るしかないでしょう。こちらの保護者の多くは外国人なので、皆 心配しています。だから十分な措置が必要です。これは我々がコントロール可能な範囲内のことで、学校から出ると難しくなります」

 

台湾疾病管理署は、広東省、浙江省、江西省、江蘇省、湖南省、上海市、北京市、福建省、広西チワン族自治区に対し、第二級旅行警報を出しています。また、感染例が報告されていない他の地域に対しても、充分警戒するよう促しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。              

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/02/03/atext1055236.html(中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

 

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